夏至前後

17日 ありがたいお誘いをいただくも、土日休みではないシフト制の労働者であるがゆえにお断りせざるを得なかった。残念……。でも、こちらが一方的にツイートを見て憧れていた遠い存在だと思っていた方からの突然のDMは、飛び上がるほど嬉しかった。 18日 わた…

何時もの夏がすぐそこに

1日 職場で、不機嫌な人間の相手をする時間が発生。帰り道に愚痴を言っていたら、そういう時間のことを同僚が「魂が吸い取られる」と表現していて、本当にそうだと思った。いつかは慣れるものですかね、と言ったら、「でも、慣れたとしても、魂が吸い取られ…

散歩が遠ざかる

5日 一日ずっと職場にいるのは気が詰まるから、晴れていれば休憩時間には散歩するようにしている、と同僚が話していて、わたしも働き始めた当初はそうだったことを思い出した。このところはそれどころではなく、休憩時間には休むことだけに専念したい。お弁…

ワオーン

17日 職場で作業していたら、今日は出勤してこない人の悪口大会に居合わせてしまった。仕事のことから仕事には関係のないことまで、何人かが軽い口調でその人についての文句を言っていた。「今から悪口を言うんだけど」という前置きがとても堂々としていたか…

4月26日の夢日記

高校の時の友達と久しぶりに会った。楽器をやる人の小さな集まりでのことだった。テニス部員だった彼女は、大学に入ってから友人の影響でチェロを始めていた。その、チェロをもともとやっていた、友達の友達も一緒に来ていて、2人の雰囲気が驚くほどよく似て…

春めく

4日 仕事帰りに試写会へ行き、『ガール・ピクチャー』を観た。18歳になる3人の女の子の3週間を描いた、フィンランドの青春映画。3人のうちの1人がアセクシャルかもしれないことに悩む人物だと聞いて観たかった映画で、そういう人が出てくる作品はこれからも…

10月16日の夢日記

電車で遠くの町にやってきた。町をただ歩き回り、暗くなったところで駅に戻る。切符を買うために帰り方を調べるが、時間やお金がかかりすぎる経路ばかり提示されて泣きそうになる。地元の人たちに見守られ、助けを借りながら、次の電車が来るまでの間、いい…

海辺の美術館

先週末、神奈川県立近代美術館の葉山館に行った。Twitterを見ていてたまたまアレック・ソス展のことを知り、この写真家の名前をその時に初めて知ったくらいだったのに、なぜか強く行ったほうがいい気がしたのだ。土曜日は、最高気温が28℃の予報で比較的外出…

ぬいぐるみのこと

大前粟生「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」を読んだ。 外に出たり、人と会ったり、人と連絡を取りあったり、というそれまでふつうにできていたことが、約二年前にぱったりと、わたしには難しいことになった。最近はかなり持ち直してぼちぼちやっているが…

日記と詩を分ける

國松絵梨さんの作品を読みたくて「ユリイカ」4月号を買った。わたしは詩には全然詳しくないし、自分で作ったこともないけれど、一読して、わたしも何か詩を書いてみたくなった。読み終えて「それじゃあ自分は……」と考え始めたり、「自分も何かを……」と思えた…

哲学の先生の雑談

数年前に受けた哲学の授業で先生がしてくれた雑談に、印象的な話がある。当時、忘れないようにすぐに書き起こして、頭の中で何度も反芻させた。書き起こしたメモはいまでもとってあって、ときどき読み返す。ただ、そのたびにうっかり削除してしまわないか怖…

努力ができることを長所にしない

橋本愛さんは時々、Instagramのストーリーで質問を募集しては丁寧に回答する。彼女の考え方や言葉選びが好きで、いいなぁと思いながらいつも見ている。多くの人から寄せられる質問のなかから特に重なりの多い質問を選んで取り上げてくれているようなので、自…

2月15日の夢日記

見覚えのある教室で英語の授業を受けている。隣の席には、わたしよりひと回りは年上に見える男性が座っていた。この学校で他の教科を受け持っている先生かもしれないと思える風貌だった。授業が終わってもそのまま席を立たないひとが多かったが、配付された…

回文のこと

アルバイト先には、雪の予報が出ているので休みます、と連絡しておいたので、今朝はゆっくりできた。寒い、外はもう雪が降ってるのかな、布団から出たくないな、とだらだらして午前中が過ぎていく。朝食は抜くことにして正午まで布団の中で粘った。外はまだ…

ぽー

散歩をして、そろそろ折り返そうと思った時にはもう寒くて疲れていたので、帰る途中で喫茶店に入った。よく前を通り過ぎてはいたけれど、入るのは初めての喫茶店だった。ドアをそっと押し開けてそっと閉めたら、無音で入店できた。誰にも気づかれなかったの…